『わたしが正義について語るなら 新装版』
著者:やなせ たかし 著
出版者:ポプラ社
アンパンマンの作者として有名なやなせたかしさんが正義についてどのように考え、アンパンマンの世界で表現してきたかが、彼の生い立ちを通して語られています。「アンパンマンのマーチ」は誰もが聴いたことのある曲だと思いますが、その歌詞に込められている思いがよく理解できる一冊です。
************************************************************
『フリースクールを考えたら最初に読む本』
著者:石井 志昻 著
出版社:主婦の友社
近年よく聞く言葉だけど、どんな場所なのかはあまり知られていない「フリースクール」について紹介されています。不登校児童生徒数が増え続けている今日、家と学校以外の子どもの居場所として、フリースクールの必要性が高まっていることがよく分かる一冊です。「不登校は育ち方の一つ」と書かれていて、広まってほしい言葉だと思いました。
************************************************************
『困難な教育 - 悩み、葛藤し続ける教師のために』
著者:めがね旦那 著
出版者:学事出版
「国家及び社会の形成者」の育成を目指しつつ「他者としての子ども」を尊重する教育というのはいつの時代の学校においても実践することは難しいことですが、それを目指して悩み続けることのできる「知的体力」が教師には求められていると思います。悩み続けることはしんどいことですが、その大切さを教えてくれる一冊です。