著 者：瀬尾 まいこ
出版社：筑摩書房
主人公は、清く正しい青春をバレーボールに捧げてきた、その名も清（きよ）さんです。ある出来事が契機となり、彼女は教師の道を志し、海の見える中学校に赴任します。そこで、思いがけず文芸部の顧問に任命された清さん。この偶然が、彼女の将来を大きく変えていきます。「卵の緒」で坊っちゃん文学賞を受賞した瀬尾まいこさんの第2作。瀬尾さんの傑出した文学的才能を示す名作です。
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『童話作家になりたい! 電子書籍版 』（ディスカヴァーebook選書）
著 者：立原 えりか
出版社：ディスカヴァー・トゥエンティワン
これまで素晴らしい童話の数々を生み出してきた立原えりかさん。この本には、立原さんが童話作家をめざして歩んだ日々の思いや、童話作家となってからの成長が記されています。また、東日本大震災の際に考えたことも織り交ぜ、童話の力がどのように人々に希望をもたらすのか、その意義について考察しています。立原さんは、この本を通じて、私たちに次のようなメッセージを送っています。「アンデルセンが持っていたのと同じ魔法の杖を、わたしたちみんなが持っています。使えばたちまち、はるか遠くへ、まっしぐらに走っていくことができ、どこまでも高く昇っていくことができるようになるのです」。心が折れそうになったとき、絶望に陥りそうになったとき、そっと救いの手を伸ばしてくれるような、そんな一冊です。
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『アドラー心理学実践入門：「生」「老」「病」「死」との向き合い方』
著 者：岸見 一郎
出版者：ベストセラーズ
"自分を好きになれない"、"人の目が気になる"、"他人とうまく付き合えない"、"病気や死が怖い"。こうした悩みをかかえた際、アルフレッド・アドラーの心理学は、必ずやあなたの支えとなるでしょう。著者の岸見一郎さんといえば『嫌われる勇気』を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、この本もまた、幸福な人生を築く方法、自己と他者とを調和させる方法を考える上で恰好の一冊と言えます。
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『中学校の授業でネット中傷を考えた：指先ひとつで加害者にならないために』
著 者：宇多川 はるか
出版社：講談社
ネット上での誹謗中傷は、なぜ発生するのか？ そして、それを防ぐにはどうすればよいのか？ これらは現代社会における大きな課題です。開成中学の生徒たちは、国語担当の神田邦彦先生と共に、この問題について熱心に考察し、議論を戦わせました。この本には、神田先生と生徒たちのこの熱気あふれる特別授業の記録がまとめられています。さらに、この本には、リアリティ番組『テラスハウス』に出演した際にネット上で非難の的となり、最終的に自ら命を絶ったプロレスラー・木村花さんの母親である響子さんが、千葉県の小学校で行った特別授業の模様も収録されています。併せて読み、ネット上の誹謗中傷に対抗する方法についてじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
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『夢見ることだけはやめなかった：74歳、絵本画家の居場所を探して』
著 者：南塚 直子
出版者：KADOKAWA
有名な絵本『うさぎのくれたバレエシューズ』の画家として知られる南塚直子さん。彼女は、自分の将来の方向性について葛藤した末、30歳の元日に大きな転機を迎えます。その日から、「私は絵を描く人になる」と決意を固め、積極的に努力し続けました。 絵本の世界に居場所を見つけ、現在も新作を発表し続けている南塚さんの物語には、生きがいを見つける方法や、努力の大切さについての、貴重なメッセージがたっぷり詰まっています。
